顆粒膜細胞とは何なのか、その理解のためには、
卵巣の中で起きている毎月おこなわれている
排卵レースの理解が大切だと思います。
FSH (卵胞刺激ホルモン)によって、100個ほどの原始卵胞が目覚め、
排卵レースのエントリーに向けて準備を開始します。
これはマラソンレースに例えるとわかりやすいと思います。
生理開始直後から、このレースにエントリーした卵胞は、
一斉にスタートしますが、マラソン同様しばらくすると、先頭集団が形成されます。
先頭集団からドロップアウトした卵胞は自然消滅していきます。
先頭集団の卵胞は日増しにその大きさが増し、
同時に卵胞の中に顆粒膜細胞が、日をおうごとに急激に増加していきます。
そしてこの顆粒膜細胞から放出されるホルモンが、
女性ホルモンの1つエストロゲンなわけです。
顆粒膜細胞は、卵子を守るお供のような細胞であると同時に、
エストロゲンいう女性の美の源ホルモンを分泌する細胞なのです。
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