卵巣セラピー(26)AMHは変動する

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コラム

卵巣セラピー(26)AMHは変動する

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2022年6月20日

卵巣年齢の指標とも言われるAMH(抗ミュラー管ホルモン)は、
顆粒膜細胞から分泌されるということ、
そしてその顆粒膜細胞は、成熟中の卵胞の中で
急速に数が増えていくという話をしました。

そして大切なことは、このAMHの値は絶対的なものではなく、
変動の幅があるということです。
そのことを実際のケースを通して見ていきましょう。

表1は、体外受精を専門に行う医療機関で37歳の女性が、
1年間に8回、AMHの値を測定したものです。
すべてD3と表記されていますが、D3とは、生理3日目を意味しています。
ですから8回の採血はすべて生理3日目というタイミングで行われています。
実際のAMHの数値なのですが、ご覧のように0.4から4.6と変動がみられます。
これは何を意味しているのでしょうか?

人間の体には体調が良い時、悪い時があるように、
卵巣のコンディションも良い時、悪い時があります。
むしろ体調以上に、卵巣のコンディションは変動の幅が大きいのです。

なぜなら、卵巣から分泌されるホルモンは、大脳-視床下部からの
FSH (卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)
などのホルモンによってコントロールされていますが、
大脳-視床下部はとてもストレスに弱いのです。

排卵レースを月例マラソンに例えましたが、
参加人数の多いマラソン、少ないマラソンがあるように、
排卵レースにエントリーする卵胞が多い月もあれば、少ない月もあるわけです。
ですから顆粒膜細胞の数も違ってきますし、AMHの分泌量も違ってきます。

さらに、AMHの値は変動するのみならず、卵巣のコンディショニングを
適切におこなうことによって、改善も期待できるのです。

著者:こまえクリニック院長 放生 勲

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院


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