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「不妊ルーム」と漢方薬

妊娠された方の8割は
漢方薬を服用していました

東京のこまえクリニック「不妊ルーム」が行う治療の特徴の1つは、漢方薬の積極使用にあります。

もちろん不妊治療にも様々な方法が存在し、医師によっては漢方薬を使わない治療方法を提唱しているのも事実です。


ですが、当ルームのフォローアップにより妊娠された方の数は、2018年の7月に2,000名を超えております。

そのうち8割近い方が、医師処方の漢方薬を服用していました。

長年の治療を通し、不妊で悩む女性の多くに漢方薬は有効だという信念をより強めている当ルームでは、フォローアップの心強い味方として、これからも漢方薬を積極的に使用し続けていきます。

漢方薬は医師から処方してもらうべき。その理由は?

当ルームの院長は、著書においてくりかえし「漢方薬は医師から処方してもらうべきだと述べてきました。
理由としてはまず、医師が漢方薬を処方することで健康保険が適用されることにより、患者さんの負担が大きく軽減されるという点があげられます。

当院を受診されており、漢方薬を服用している方の1ヶ月あたりの漢方薬代は、2,000円~3,000円程度です。

一般に「漢方薬は高い」というイメージがあるせいか、金額の安さに驚かれる方も多くいらっしゃいます。
とはいえこの安さにカラクリ等は存在しているわけではなく、ただ単に健康保険で一部負担免除となっているからこそ実現している負担金額でしかないのです。

2つめの理由は、医師ならば漢方の服用結果を数値として把握可能であるためです。

人によって体質や状況は違いますから、行うべき対処法も変わっています。
数値を把握することで、その患者さんに処方した漢方が有効かどうかの判別が可能となり、より適切な処方・処置へと繋げられるのです。

例えば、黄体機能不全と診断された患者さんがいるとします。
漢方薬を服用後に再度採血した際、高温期中期の黄体ホルモンの値が上昇していれば、この方に漢方は有効だと判断することができます。

なお当ルームでは、様々なメーカーの漢方薬を研究してきました。
その結果、なんと漢方薬は同じ薬品名でもメーカーが異なると、その効果に著しい違いがあることがわかってきたのです。
これは一般的な西洋薬の錠剤などとはやや異なる性質だといえるでしょう。

当ルームの院長は、メーカーごとに薬効の違いがある理由は、漢方薬が生薬の合剤であるからだと考えています。
メーカーにより使用薬草の産地も、薬草の加工方法も異なることから、それが薬効に表れているのではないでしょうか。
ですから当ルームでは、漢方薬のメーカーも慎重に吟味するように心がけております。

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院

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