「不妊は夫婦ふたりの問題」であると同時に、「女性の問題」です - 東京の不妊治療

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コラム

「不妊は夫婦ふたりの問題」であると同時に、「女性の問題」です

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2022年2月22日

「不妊は夫婦ふたりの問題」であると同時に、「女性の問題」です

 

不妊の原因は、男性因子が4割、女性因子も4割程度と以前お話しました。

そして原因がどちらにあっても、ふたりの問題です。

タイミング法、人工授精や体外受精、あるいは顕微授精においても、

ひとりだけでの不妊治療はありえません。

ですから、二人三脚で取り組んでいくという姿勢は本当に大切なことです。

 

しかし、ここでぜひ考えていただきたいことがあります。

それは、「不妊治療はどちらが治療を受けなければならないか」ということです。

 

男性の検査が、ほとんどの場合精液検査をおこなうだけで済むのに対し、

女性の側にはたくさんの検査項目があります。

そしてもし、精子の数が少ない、精子の運動率が悪いなど——

男性側の問題だと判明した場合でも、人工授精や体外受精など、

実際の治療を受けるのは女性です。

ですから、不妊治療というのは女性の負担が非常に大きい医療なのです。

 

 

不妊治療のストレスをカップルで共有しよう

 

お伝えしたとおり、精神的には二人三脚であっても、

不妊治療はどうしても現実に治療を受ける女性の負担のとても大きな医療です。

ここに1つメールをご紹介させていただきます。

 

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■私は、結婚9年で、不妊治療歴2年2ヶ月目に入ったところです。年齢は35歳です。

タイミング法・排卵促進注射・卵管造影・人工授精6回・今までの治療の状況です。

その間、卵管造影では卵管の通りは問題なしだったのですが、子宮内膜症の疑いがあるとのことで、ホルモン注射で4ヶ月間生理を止めたり、高プロラクチン血症ともいわれ、テルロンの服用もいたしました。

先日、通院している不妊専門クリニックの先生から、最初の子宮卵管造影から2年もたっているから、再度、卵管造影をうけたらどうかという提案がありましたが、あの強い痛みだけは、もう二度と経験したくないと思い、治療を拒否しました。それならば、腹腔鏡手術をしたらどうかと言われ、体外受精の説明を聞きに夫婦そろって来院してくださいといわれました。

私は、この2年間、先生の治療方針を信じて苦痛に耐えながら、一生懸命通院してきましたが、病院のペースというか、次はこれ、これでだめなら、次はこの治療・・・という具合に、その時々の私の気持ちなどほとんど問診なしに進んでいく状況にしばしば疑問を抱いてきました。

 それと、子宮卵管造影を拒否したときに、看護婦さんが笑ったこと、カルテに「やりたくないといって涙」と書かれたこと、そのことを聞いて先生も笑っていたのには、本当に腹がたちました。

 子宮内膜症の治療で薬の副作用で苦しみ、やっと終わったと思ったらまた次の治療をいくつも進められ、はっきりいって、病院の治療のペースに自分の気持ちというか心がついていけてない状態でいます。

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このように男性がきちんと理解していないと、夫婦の間にきしみが生じたり、

赤ちゃんがほしいという気持ちに対して夫婦間の温度差を生じることにもなり兼ねません。

 

治療を受けるのが女性なら、それを精神的にフォローするのが男性、

家事同様、不妊治療の役割分担は大切です。

著者:こまえクリニック院長 放生 勲

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院


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