人工授精と保険適用に想うこと - 東京の不妊治療

img img
Home

>

コラム

人工授精と保険適用に想うこと

clock

2022年3月31日

明日からいよいよ不妊治療の、人工授精、そして体外受精などの

高度生殖医療が保険適用となります。

そこで今日は、まず人工授精について考えてみたいと思います。

 

私はこれまで、私の著書の中でたびたび述べてきたように、

人工授精というのは残念ながら、妊娠率は5%〜8%と大変低いのです。

 

人工授精を受ける方々には、

「人工授精は妊娠できたらラッキーという気持ちでいることが大切ですよ」

と励ましてきました。

 

しかしその人工授精が、6000円以下で受けれるようになります。

ですから、人工授精を希望する女性たちにとっては朗報です。

 

3月に公表された厚生労働省による人工授精の保険点数は1820点です。

ですから患者負担は、この3倍の5460円ということになります。

そして医療機関に支払われる報酬は18200円です。

 

現在東京の人工授精の料金は、30,000円前後ですから、

保険適用で行った場合、医療機関の収入は半減することになります。

 

私はこのことに危惧もしているのです。

患者さんにとってはありがたいのですが、

果たして医療機関はこの料金で、人工授精を行うでしょうか?

もし患者さんが人工授精を何回も希望した場合、

医療機関はどのような対応をとるのでしょうか。

 

こうした人工授精の点数が低いということは、

人工授精の回数を極力減らして、あるいはスルーして、

体外受精に誘導することにはならないでしょうか。

 

現在、東京を中心として、不妊治療=体外受精という状況になっており、

人工授精というものが、どのように位置づけられるのか、

本当に試金石になるような気がします。

 

患者さんの立場で考えた場合、厚生労働省の方針通りに

人工授精を行ってくれる医療機関は信頼できるのかもしれません。

 

今後この保険適用による不妊治療の動向に、

私は今後も注視していきたいと思います。

著者:こまえクリニック院長 放生 勲

KEY WORD

この記事に関連するキーワード

  • カウンセリング
  • 無料相談フォーム
  • お問合せはお気軽にどうぞ
  • 妊活コラム
≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院


≪アクセスMAP≫

こまえクリニック 地図
クリックで拡大します

〒201-0014
東京都狛江市東和泉1-31-27
小田急線狛江駅南口徒歩2分
電話:03-3430-1181

≪診療受付時間のご案内≫
■診療受付時間
月・火・金
午前9:00~12:20
午後4:00~6:50
木曜
午前9:00~12:20
午後6:00~8:50
土曜
午前9:00~12:20
日曜
午前10:00~12:50
(第2・第4)
■休診日
水曜・日曜(第1・3・5)
・祝祭日