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コラム

【書籍試し読み】35歳からの妊娠スタイル(3)

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2019年10月6日

35歳からの妊娠スタイル

目次

    不妊ルームの院長が執筆いたしました書籍「35歳からの妊娠スタイル」の内容の一部をご紹介いたします。

     

    年齢を重ねたことを
    ポジティブにとらえよう

    ●人生の経験値を不妊治療や出産、育児に生かそう

    「短所は裏から見れば長所」という言葉があります。私は、こういう言い方が大変好きです。

    たとえば、20代の若さでママになったのであれば、体力も充実していますから、子育てもパワフルにできるかもしれません。そして、あなたが30代後半でお母さんになったのだとすれば、20代のママのように、力強い子育てはできないかもしれません。しかし、ちょっとあなたの人生を振り返ってみてください。

    もし、あなたが仕事を持っていた女性であれば、会社で新規事業を企画して、それをパワーポイントなどを使ってプレゼンしたのではないでしょうか。あるいは、新人の研修をしたり、プロジェクトの中心としてがんばったり……すなわち、あなたの人生の経験値が、とても高いわけです。

    そうした人生経験は、妊娠へのアプローチにも生かすことができます。

    本書では、35歳以上の妊娠は、戦略を持とうと主張しています。あなたのいま置かれている状況を冷静に分析し、どうすれば妊娠に近づくのか、どんな治療を望み、そしておこなえばよいか、より大局に立って判断しようということです。そのために必要なのが、これまでの経験です。ものごとを判断するとき、あなたの人生経験は必ずいかされるでしょう。

    また、妊娠はゴールではなく、これから長く続く子育てのスタートです。あなたの希望がかなって妊娠し、無事に出産を終えたならば、今度は子育ての中にその経験を活かすことによって、あなたは、若いお母さんとは別の意味で、充実した育児ができるという自信を持つべきではないでしょうか。年齢が高いということは、それだけ人生の経験値が高いというふうに考えましょう。

    「子どもは、父親の背中を見て育つ」と言いますが、お母さんの背中だって毎日見ているわけですから、あなたが、イキイキしていることがとても大切なことだと思うのです。

     

    ●障害物レースをどう乗り越えるか

    ここ数年、「卵子のエイジング」ということが、さまざまなメディアでとりあげられるようになりました。女性は、生まれおちたときに、400万個程度の卵子を母親から譲り受け、一個たりとも増えないばかりか、日々少しずつ減少し続け、なおかつ、その卵が年齢と共に、エイジングしていくということが、ようやく人々も知るようになってきたのです。

    しかし、最近、その傾向がちょっと行き過ぎていると私は感じています。確かに、女性が若くして結婚すれば、妊娠しやすいということはまぎれもない事実です。しかし、35歳以上だからといって、妊娠ということはそんなに困難ではないのです。30代後半からの妊娠は障害物レースと言いましたが、しかし、そうした障害物を乗り越えていく知恵=リテラシーを持っていれば、あなたが望む妊娠、そして、子育てに辿り着くことは、十分可能なことなのです。

    もちろんそのためには、ひたすら自然妊娠のみを追求していくという姿勢ではいけないと思います。自分の身体をよく知り、そして、そこに何らかの問題が発見されたとするならば、そこに医療や生活改善などといった工夫を、積極的に取り入れることが大切になってきます。

    「自分自身を知ることを体内インフラ」、そして「自分を取り巻く環境を体外インフラ」と考え、その両方をうまく最適化することによって、妊娠をぐっと身近に近づけることができます。不妊治療に関しても、医療を受けるという姿勢ではなく、積極的に活用するといった、自分たちカップルでイニシアチブをとっていくという姿勢が本当に大切だと、私は思います。

    Lesson 3
    経験と知恵で、妊娠を近づける!

     

     

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    ≪院長プロフィール≫
    こまえクリニック院長 放生 勲

    昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

    都内の病院にて2年間の内科研修

    フライブルク大学病院および
    マックス=プランク免疫学研究所留学

    東京大学大学院医学博士課程修了
    (東京大学医学博士)

    平成11年5月こまえクリニック開院


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