ひとりの女性鍼灸師との会話
先日、ひとりの女性鍼灸師の方が、クリニックに訪ねてこられました。
彼女は10数年前に不妊治療を経験し、
数年間に体外受精を何回も経験されました。
そして2人のお子さんを授かったそうです。
その不妊治療を受けている時に、何度も繰り返し読んだ本が、
私の『妊娠レッスン』だったそうです。
彼女は体外受精と同時に鍼灸治療も受けていて、
いかに自律神経、とりわけ副交感神経優位の生活が大切であるかを痛感し、
そのために鍼灸が有効と痛感したそうです。
何とか自分の経験を世の中に役立てたいと考え、
出産後、すべてのキャリアをなげうって鍼灸師の専門学校に通い、
鍼灸師の資格を取ったそうです。
そして鍼灸院を開き、不妊専門の鍼灸師となっています。
『妊娠レッスン』という本が、彼女の人生を変えたとも言えるわけで、
本というもののインパクトにちょっと驚いています。
そして彼女との会話を通じて、私はますます『妊娠レッスン』を
再び読者のもとに届けることが大切だと実感したのです。