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(8)卵子のエイジング

~「妊娠しやすいカラダ」インタビュー ~

卵子のエイジング

聞き手:

なるほど。それで避妊を止めて、子供ができなくてそれで自分は不妊だってあらためて考えて、別に子供欲しいわけじゃないんだけど、なんか病院に行くっていう人いますよね。不妊であるっていう烙印を押されたくないみたいなのがあって。調べに行くっていう人も... 。30代、40代の女性が、卵子の質が低下していることに全く気づいていないと。卵子の質の低下というのは、妊娠と重ね合わせた場合に、何をもってどういうことで卵子の低下というのでしょうか?

放生:

卵子の低下というのは、何をもってというのは難しいのです。なぜかというと、排卵も受精も着床も、女性の体の中で起こっている現象だから、外から覗けないです。だからなかなか難しい。20代の卵と、40代の女性の卵を顕微鏡で見ても何も変わらない、顕微鏡的に形態の違いは見えないと思います。

聞き手:

形とか色とか・・・

放生:

僕の印象で言うと、妊娠反応が出づらいというのは、精子との受精もしづらいのでしょう。さらに妊娠反応が出ても流産する人が多いということは、着床もしづらいんだと思いますね。それは何故かというと、女性の卵は年をとってくると、DNA異常が起きやすい。だから卵の見かけは同じでも、核の中のDNAが、だんだん年をとることによって問題が生じてくるのであれば、受精もしづらいだろうし、うまく受精したとしても分割しないかもしれないし、着床もしないかもしれない。ご存じのように、30代後半から増え始めて40代、例えばダウン症の増加でもわかるように、40歳になると、DNA、染色体の問題が出てくる。それは卵子の老化が起こっている一つの証左でしょう。

聞き手:

いわゆる見た目が昔の30代と比べて、今の30代だと20代、40代の人は、30代にしか見えないんですけれど、卵子はキチッと加齢をしていると・・・

放生:

結婚適齢期が無くなったけど、妊娠適齢期は動いていないのです。

聞き手:

わかりました。白髪なんかも加齢現象じゃないですか、白髪はわりと防止することができます。同じ加齢現象でも、なんとか食べ物とかで、、、。でもこれは着実に体の中で進んでますよ、ということでしょうか?

放生:

そうです。だから、42歳の人が、できれば自然に・・・。本人は自分が自然に授かりたいと思ってる。本人が全然違和感がないんですよ。

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院

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