妊活への「不妊ルーム」の願い

妊活の主役はあなた自身です

「不妊ルーム」に相談に来られる方に、私がいつも願っていることがあります。

それは、「できれば当院で妊娠していただきたい」ということです。

この言葉を聞くと、「不妊治療を勧めないのですか?」と思われるかもしれません。

「不妊ルーム」の考え方をお話しします。

私は患者さんによく、こんなお話をします。

「2階建ての家をイメージしてください。

1階が自然妊娠、2階が不妊治療です。

そして『不妊ルーム』は、その1階と2階の間にある階段の〝踊り場〟、

あるいは〝中2階〟のような場所です」

もちろん、不妊治療は現代医療が生み出した選択肢です。

実際に多くのご夫婦がその恩恵を受けています。

しかし一方で、

「まずは自分たちでできることがあるのではないか」

「妊娠しやすい身体と心を整えることが先決ではないか」

という視点も大切です。

不妊治療に入る前にできることがある

妊活を始めると、多くの方がインターネットやSNSの情報に振り回されます。

  • 「年齢的に急がなければ」
  • 「早く体外受精をしたほうがいいのでは」
  • 「自然妊娠は難しいかもしれない」

そんな不安に背中を押されるように、不妊治療へ進む方も少なくありません。

しかし、妊娠は検査データや年齢だけで決まるものではありません。

睡眠、食事、運動、ストレス、夫婦関係、仕事とのバランス、そして脳やホルモンの状態。

これらが複雑に影響し合いながら妊娠力は形づくられています。

「不妊ルーム」でお伝えしているのは、

「治療を受けるか受けないか」ではなく、

「今の自分たちにできることを最大限にやってみる」という考え方です。

妊活の主導権を医療機関にゆだねるのではなく、自分たちがハンドルを握る。

その姿勢がとても大切なのです。

第一子が不妊治療でも、第二子もそうとは限らない

私がこの考えを大切にしている理由の一つに、第二子不妊があります。

第一子を不妊治療で授かった方の中には、第二子を希望したときに「前回も不妊治療だったから」と、最初から治療にエントリーする方が少なくありません。

もちろん、それが必要なケースもあります。

しかし、第一子が不妊治療だったからといって、第二子も必ず不妊治療が必要とは限らないのです。

もし第一子を授かるまでの過程で、自分たちの身体を理解し、生活習慣を整え、夫婦で協力しながら妊娠力を高める経験ができていたらどうでしょう。

  • 「まずは自分たちでやってみよう」
  • 「自然妊娠の可能性もあるかもしれない」

そんな気持ちで第二子妊活に向き合えるかもしれません。

その心の余裕はとても大きな財産になります。

妊活は夫婦の共同プロジェクト

妊活というと、どうしても女性だけの問題として捉えられがちです。

しかし妊娠は夫婦二人で目指すものです。

検査や治療だけでなく、日々の会話、感謝の言葉、スキンシップ、一緒に食卓を囲む時間。

こうした何気ない積み重ねが、実は妊活に大きな影響を与えています。

近年注目されているオキシトシンは、「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれ、人とのつながりや安心感と深く関わっています。

オキシトシンは出産や授乳にも関与するホルモンとして知られています。

妊活は決して「頑張ること」だけではありません。

  • 二人で笑うこと。
  • 二人で支え合うこと。
  • 二人で未来を語ること。

そうした時間もまた、妊活なのです。

「不妊ルーム」の願いを込めた1冊

こうした私たちの想いをまとめたのが、このたび出版した『最高のオキシトシン妊活』(ユサブル刊)です。

26年間にわたり「不妊ルーム」で多くのご夫婦と向き合う中で、「治療だけではない妊活」の大切さを強く感じてきました。

書籍では、夫婦で取り組める妊活や、妊娠力を高めるための生活習慣、心の整え方などを具体的に紹介しています。

この本で私がお伝えしたかったのは、「もっと自分たちでできることはないか?」という視点です。

医療に頼ることが悪いのではありません。

ただ、医療を受ける前にも、受けながらでも、自分たちでできることはたくさんあります。

その可能性を知っていただきたいのです。

>アマゾンでご購入はこちら

https://www.amazon.co.jp/dp/4909249737/

>楽天市場でご購入はこちら

https://books.rakuten.co.jp/rb/18608448/

妊活ケアの名医が教える最高のオキシトシン妊活
著者
こまえクリニック院長
こまえクリニック院長放生 勲(ほうじょう いさお)