不妊ルームの院長が執筆いたしました書籍「35歳からの妊娠スタイル」の内容の一部をご紹介いたします。
過去のことは
なるべく肯定的にとらえよう
●済んでしまったことをクヨクヨ考えない
卵子のエイジングということが言われ始めてから、「卵子のエイジングなんて、これまでの人生で一度も習わなかったし、誰も教えてくれなかった」「こんなことなら、もっと若いうちから子作りに取り組んでおくべきだった」などと、嘆く女性の声を耳にします。
しかし、嘆いてみたところで、若返れるはずもないわけですから、もっと前向きなとらえ方は、できないでしょうか? 要するに、済んでしまったことを、クヨクヨ考えないで欲しいと言いたいのです。
あなたが、もし結婚が遅かったとするならば、それは、あなたの独身時代が、とても充実していたということではないでしょうか? また、仕事などにやりがい、生き甲斐を見出していたのではないでしょうか? あなた方が、結婚したあと、子供を持つまでの時間が長かったとすれば、夫婦2人の充実した時間を長く持てたということでしょう。
(~中略~)
「出産してこの子を抱いたときの気持ちが過去にわかっていたなら、もっと早く赤ちゃんを望んでいたでしょう」という女性を、私はしばしば耳にします。人は、思いを先取りすることはできないのです。
ですから、過去にこだわりすぎない、そして、妊娠にこだわりすぎないといった姿勢は、後から人生を振り返った時にも、とても大切なことであるように私は思います。「今、自分が生きているこの時期がベストなんだ」と考えられる生き方をしたいものです。
Lesson・7
今、この時期が妊娠するベストタイミングだと考えよう
「35歳からの妊娠スタイル」