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不妊用語集

卵胞チェック|一般的不妊治療

卵胞チェック

不妊治療の第一段階は、セックスのタイミングを指導する治療です。今日の不妊治療現場においては、「タイミング指導=卵胞チェック」と思って差し支えありません。

女性は月経開始直後から、排卵に向けて、複数の卵子が成熟を始めます。この内のもっとも勢いのある卵子が排卵に至るわけですが、その卵子を包んでいる袋、すなわち卵胞は日を追うごとに大きくなっていき、卵胞の直径が平均22㎜で排卵するといわれています。

卵胞チェックとは、排卵が近いと思われる時期に婦人科を受診し、“経膣超音波検査”で、その卵胞の大きさを計測し、セックスのタイミングを医師が患者に伝えるというものです。しかし、この治療を長期間続けることによって、精神的にまいってしまうカップルは少なくありませんし、バーンアウトしてしまう女性も数多く見てきました。月経がきたら憂鬱になり、また卵胞チェックかと思うと、毎月2回憂鬱になると訴える人もいます。

(大牟田天領病院婦人科部長 吉田 耕治先生監修)

不妊ルームはこう考えます

「不妊ルーム」では、ある時期まで、「基礎体温表」と「排卵検査薬」を用いた、カップル自身によるタイミング法をすすめてきました。

数年前に「不妊ルーム」でお腹の上からの超音波機器を新しくしました。これによって、性能もアップしたのですが、しばらくして印象的なエピソードがありました。ある女性が当院に不妊の相談にみえられ、その後スクリーニング検査で、お腹の上から子宮と卵巣の状態を超音波でみました。その時たまたまその女性が、排卵の直前であり、大きな卵胞がエコーのモニターに写し出されました。そして彼女に、「排卵が近いと思うので、速やかにタイミングをとって下さい」と、私は告げました。この女性は過去にも不妊治療経験があったのですが、彼女は突然、「この超音波検査なら何十回やってもいい!」と言われたのです。

この言葉がきっかけとなり、「不妊ルーム」でフォローされている女性が希望した場合に、お腹の上からの超音波検査で卵胞の計測を行うことを導入したのです。するとすこしずつですが、妊娠される女性の数が、増えはじめたのです。それ以来現在まで、「不妊ルーム」では、「基礎体温表」と「排卵検査薬」を基本としながらも、本人の希望があれば、卵胞のチェックを“お腹の上から”行うことにしています。

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院

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