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不妊用語集

ヒューナーテスト|不妊治療の前に

ヒューナーテスト

不妊症検査のひとつに、ヒューナーテストがあります。この検査は別名「性交後試験」ともよばれ、精子と子宮の相性を調べる検査です。一般に腟内は、子宮を細菌の侵入から守るため、弱酸性に保たれています。しかし、排卵が近づくと、頸管粘液(弱アルカリ性)の分泌が増加し、子宮頸管経由で精子が子宮へ進入しやすくなります。

ヒューナーテストの実際は、検査当日の朝、もしくは前日の夜に夫婦生活を持って、婦人科を受診し、子宮の頚管粘液、もしくは膣分泌物の中に、精子が存在しているかどうか、そしてその精子が元気に動いているかどうかを顕微鏡下で調べます。この検査は、排卵日直前に行なうのが理想です。

ヒューナーテストの結果が良くない場合、男性側の原因としては、精子の数が少ない、運動率が低いといったことが考えられます。女性側では、頚管粘液不全や、頚管粘液がより酸性に傾いていることなども考えられます。また、女性の体内に抗精子抗体が産生されている可能性もあります。

ヒューナーテストは、男性が精液検査を嫌がる場合などに、代用して行われることもあります。何度ヒューナーテストを試みても不良であれば、人工授精の適応と考えられます。

(大牟田天領病院婦人科部長 吉田 耕治先生監修)

不妊ルームはこう考えます

ヒューナーテストを重要と考えるかどうかは、意見が分かれると思います。私はヒューナーテストはそんなに、重要視できません。何よりもこの検査の問題点は、再現性が低いということです。

例えば、あるカップルが、Aという婦人科で、「ヒューナーテストで精子が一匹も認められません。人工授精を考えて下さい」と言われ、別のBという産婦人科へ行くと、「ヒューナーテストでは、まったく異常は認められません」などとコメントされることはしばしばです。また、”ヒューナーテスト不良”と言われた人で、当院のフォローアップで妊娠に至った人は、何名もいます。

何よりもこの検査は、セックスから検査までの時間に影響されますし、セックス時の性的興奮の度合いなどによって、結果が大きく左右することが知られています。

しかし、ヒューナーテストを何回行っても結果が悪く、そして、それまで妊娠していないという事実があれば、人工授精などのステップアップの根拠となりうると思います。

ヒューナーテストで結果が悪いと言われたら、そのまま鵜呑みにせず、再検査を申し出るということが大切だと、「不妊ルーム」では、皆さんにお伝えしています。

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院

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