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コラム

卵巣セラピー(5)漢方薬と排卵誘発剤は相乗効果を発揮する!

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2022年1月17日

漢方薬と排卵誘発剤は相乗効果を発揮する!

 

漢方薬の効果は、私以外にも多くの医師が経験していることです。

しかし、「なぜ漢方薬が効くのか?」と聞かれたら、

漢方医でも西洋医学の医師でも正確には答えられないでしょう。

 

すべての漢方薬は、いくつもの成分が配合された合剤です。

どの成分がどのように作用するのかは、わかっていますが、

実際にはいくつもの成分が複雑にからみあって、

効果を発揮しているのです。

 

漢方薬は黄体機能不全、排卵障害などに有効なケースが多いのですが、

同じ黄体機能不全と診断された人でも、

顕著に効いて妊娠に至る人もいれば、あまり反応しない人もいます。

このへんの見極めが、西洋医学を勉強してきた医師にとって

非常にむずかしいところです。

使用して効果が認められなければ、

漢方薬を変更してさらに経過を観察するというやり方が一般的です。

 

「不妊ルーム」で漢方薬をよく使うのは、

基礎体温を安定させる、黄体機能不全を改善するなどの目的以外に、

もうひとつ理由があります。

それは、漢方薬には、クロミッドなどの排卵誘発剤の効果を高めるのです。

 

排卵誘発剤のクロミッドは使用期間が長くなり、

使用量が増えるほど、頚管粘膜液の減少、

子宮内膜が薄くなるなどといった副作用が顕著になります。

そこで、漢方薬で体調をととのえ、

ある程度体調がよくなったところで排卵誘発剤を併用すると、

副作用を回避しながら、妊娠に至ることが「不妊ルーム」ではよくあります。

 

また排卵障害の代表的な疾患である多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性は、

通常hCG注射で排卵させることが多く、

この場合高率に卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が発生します。

 

「不妊ルーム」では注射による排卵誘発は一切行いません。

PCOSの方には、漢方薬の「温経湯」単独、

あるいは、温経湯とクロミッドを併用することによって、

排卵が促され、妊娠に至ることが多いのです。

著者:こまえクリニック院長 放生 勲

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院


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