妊活とは美しさをめざすこと
妊活とは若さを保つこと
このように言うと、皆さん大変驚かれると思います。
「妊活で行き詰まってしまっているのに」
「体外受精を何回行っても妊娠できないのに、、、、」
などと思うかもしれません。
しかし、驚かすつもりでいっているのではありません。
私はこころからそう思っているのです。
それは、最近になって、「妊活の木」ということを考えるからです。
植木鉢に一本の幹から3〜4本の枝が出ている状態イメージしてください。
その枝のそれぞれは、自然妊娠の枝であり、タイミング法の枝であり、
人工授精の枝、体外受精の枝と考えてください。
何が必要かはカップルそれぞれでしょうが、
どの枝に対しても、花が咲き、実がなるために大切なことは、
幹が丈夫なことではないでしょうか。
そのためには植木鉢の土に、十分な栄養を与える必要があると思います。
良い卵子が育つためには、より多くの卵胞が覚醒し、
活発な排卵レースが展開される必要があります。
そうした卵胞の中では顆粒膜細胞がたくさん増えるのです。
その顆粒膜細胞から女性の美しさの源である、
女性ホルモン=エストロゲンが分泌されます。
したがって、卵巣のコンディションが良いということが、
女性らしさを保ち、なおかつ良い卵子を育てるというわけです。
植木鉢が卵巣なら、そこに栄養分にあたる、
甲状腺ホルモン、ノベルジンという亜鉛のお薬、
ビタミンDであり、DHEAサプリメントなどが必要になるわけです。
ですから、こうした栄養は、妊娠の可能性を高めるだけでなく、
卵巣を元気にし、ひいては女性の美しさ、
アンチエイジングにも関わってくるのです。
この「卵巣セラピー」の連載でも述べたかもしれませんが、
妊娠を目指すことと、美しさを目指すことは、
実は同一線上にあるのです。
なぜなら、卵巣の元気が、その中の卵子の元気でもあるからです。