卵巣セラピー(18)女性ホルモンはどこから出てくる? - 東京の不妊治療

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コラム

卵巣セラピー(18)女性ホルモンはどこから出てくる?

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2022年4月25日

女性であれば誰しもが、美しくありたい、

いつまでも若くいたいと願うと思います。

 

女性を女性らしくしているもの、若さをたもつもの、

それは一般に女性ホルモンといわれるものです。

正確な医学的な言い方をすると、エストロゲン(卵胞ホルモン)です。

このエストロゲンが、女性らしい体つき、髪のツヤ、肌のハリなどに

頑張ってくれているのです。

 

ところで、エストロゲンはどこから分泌されるでしょうか?

私はこの質問を20人以上の女性にしたのですが、

「卵巣」と正解したのは1名のみでした。

「わかりません」と言う回答が1番多く、

「脳から」「子宮から」、中には「甲状腺から」という回答もありました。

ほとんどの女性が、女性ホルモンはどこから分泌されるか知らないのです。

そのことに私は驚きました。

 

このホルモン分泌のメカニズムを少し詳しく説明してみます。

卵巣の中の卵子は、ほとんどが休眠状態ににある

原始卵胞と呼ばれる卵胞の中にあります。

眠っているのですからホルモンなどは分泌されません。

脳からの卵胞刺激ホルモン(FSH)というシグナルによって、

1回の排卵周期あたり、500〜1000個の原始卵胞が目を覚まし、

排卵に向けたレースにエントリーします。

この目覚めた卵胞は日を追うごとに大きくなるとともに、

卵子のまわりに顆粒膜細胞というものが増えます。

この顆粒膜細胞から分泌されるのが、エストロゲンです。

 

排卵レースが始まると、多くの卵胞は脱落していくのですが、

生き残った卵胞は大きさが増すとともに、顆粒膜細胞も増えますから、

女性ホルモンの分泌も多くなります。

そして1番大きくなった卵胞、これを主席卵胞と言いますが、

その主席卵胞のみが排卵する権利を得るのです。

排卵が終わると、残りの卵胞は自然消滅しますので、エストロゲンは減少します。

 

このように女性の排卵レースが活発であれば、エストロゲンの分泌も高まり、

肌のツヤも良くなリ、美しさに近づけるというわけです。

そのためには卵子の入れ物である卵巣のコンディショニングが、

いかに大切かおわかりいただけるのではないでしょうか。

 

卵巣の状態がいい→卵子が元気になる→妊娠に近づくというわけです。

 

ところで、この顆粒膜細胞というちょっと聞き慣れない細胞、

妊活でとても重要な意味を持っているのですが、

それはまた別の機会にお話ししたいと思います。

 

著者:こまえクリニック院長 放生 勲

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院


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