不妊治療のリテラシーとアカウンタビリティー(後編) - 東京の不妊治療

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コラム

不妊治療のリテラシーとアカウンタビリティー(後編)

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2021年11月12日

妊娠できなくても、十分な説明に納得できたBさん

前回に引き続き、次のような患者さんの体験を聞きました。
42歳のBさんは、ある医療機関で体外受精をおこない、この方も妊娠に至りませんでした。私はこれまで、9000名をこえる不妊相談を受けてはおりますが、彼女が体外受精を受けた医療機関というのは、正直なところ、一度も耳にしたことのない医療機関でしたので、そこでおこわれている体外受精の数は本当に少ないものであろうと、推察していましたが、、彼女の説明を聞いていくうちに、私は驚きというよりも、感動に近いものを覚えました。

 

彼女の体外受精に関しては、医師は、紙に図などを書いて何度も説明をしたそうです。また採卵においては、大学病院からアシストの医師を呼んでまで行ってくれたそうです。そして、彼女は医師からうまく受精したという2枚の写真をもらいました。そこには、私の目で見てグレード1,グレード3と思われる2つの受精卵が映し出されていました。さらに、排卵誘発などにおいても、最新の治療薬であるセトロタイドなどを取りよせて使用してもいました。(←削除)料金が非常に良心的なことも印象に残りました。

 

彼女自身も体外受精は失敗に終わったものの、その医師に対して感謝の念を示していました。私は彼女に、「42歳であれば、排卵誘発をおこなっても卵子を採卵できないことの方が多いのです。その先生は2個採卵し、さらにそれらをグレード1、グレード3の受精卵として、あなたに移植しています。体外受精のどのプロセスも整然とおこなわれており、大変優秀な先生だと思います。」という感想を述べました。

 

前回お話したAさんの例と比べていかがでしょうか?

 

体外受精という同じ医療をおこない、ともに妊娠に至らなかったという、同じ結果に終わった2組のケースですが、非常に対象的であり、アカウンタビリティーは、雲泥の差があると言えるのではないでしょうか体外受精は健康保険適用外の自由診療であり、1回当たりの医療費が40万〜100万と高額です。患者に対して、十分なアカウンタビリティーを果たすことは、医師としての当然の義務です。

 

医師からしっかりとしたアカウンタビリティーを果たしてもらうために、患者側もそれに備えるべくリテラシーを持っておくということが、本当に大切なことだと痛感しました。

著者:こまえクリニック院長 放生 勲

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院


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