現在女性が結婚する年齢は年をおうごとに上がってきています。
例えば40歳で結婚した女性が子どもを欲しいと思った場合、
どのようなアクションを取ればよいのでしょうか。
実際、下記のような相談をよく受けるようになりました。
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先月41才になりました。
2ヶ月前に結婚し、妊活に関して初めての取り組みです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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上記の方は、結婚2ヶ月で、当院に相談に見えました。
私は、以下のアドバイスをおこないました。
まず大切なことは、現在に至るまでの経過を振り返ってみることです。
どれくらいの期間、つき合ってきたのか。
きちんと避妊はしていたのか。
その間セックスの回数は減少していないか。
などといったことを、ふたりで振り返ってみることで、
日常の生活の中に妊娠のきっかけが潜んでいるものです。
次の提案として、
どのように妊娠にアプローチするかを具体的に説明しました。
それは「不妊ルーム」独自のタイミング指導ですが、
基礎体温表と排卵日検査薬をうまく組み合わせ、
ハイブリッドで妊娠を期待するというものです。
これは新発見だったようで、「目から鱗」と驚かれました。
ところで、ブライダルチェックという言葉があります。
私は、一歩進めた妊活チェックを提案したのです。
ブライダルチェックとは、子宮・卵巣の超音波検査や、
ホルモン値などを調べて、妊娠しやすい状態であるかどうか、
AMHといって、卵巣の卵の数の指標はどうかなどを調べるものです。
さらに一歩進めた、妊活チェックでは、
病院の産婦人科などで子宮卵管造影検査などをお願いし、
卵管の通過性を検索を積極的におこなうという提案です。
なぜなら、子宮卵管造影検査には卵管掃除という役割もあり、
検査の後の半年間、妊娠しやすいことはよく知られているからです。
そして男性は男性で、泌尿器科などを早めに受診し、
精液検査で内容を調べてみるのも、よいことだとも言いました。
そして、どちらにも異常が認められない場合、
3ヶ月、半年間と時間を区切って、自然妊娠を期待してみましょうと。
それでも妊娠に至らなければ、次のアクションを起こしましょうと。
そんなアドバイスをカウンセリングでおこないました。