不妊の原因となる病気(子宮内膜症) - 東京の不妊治療

img img
Home

>

コラム

不妊の原因となる病気(子宮内膜症)

clock

2021年11月19日

子宮内膜症とは

今回は「子宮内膜症」についてお話をしたいと思います。

 
女性のからだは、生理が終わると着床に向けて子宮内膜が肥厚し、受精が成立しなけば、子宮内膜がはがれ、生理として体外に押し出されます。ところが、原因はわかっていないのですが、本来子宮内にあるべき子宮内膜が、腹膜や卵巣など、場違いなところで増殖してしまうことがあります。これが「子宮内膜症」です。
さらに厄介なことに、増殖した子宮内膜は周囲の臓器と癒着をし、子宮後屈や卵管の通過障害を引き起こすことがあります。そしてそれが不妊の原因になってしまうのです。

 
代表的な治療法としては、偽閉経治療法、男性ホルモン剤の投与などがあります。偽閉経治療法とは、くすりで女性ホルモン(エストロジェン)の分泌を抑え、人為的に閉経状態をつくります。場違いなところにできた子宮内膜が、生理周期に同調して増殖してしまうため、数か月間無月経にすることが治療となるのです。つまり、子宮内膜症の治療とは、「妊娠すること」なのです。妊娠すれば、生理がありませんから。とはいっても、子宮内膜症があることで妊娠しにくいのですから、ここが辛いところです。

 
女性ホルモンの分泌を抑えるくすりには、点鼻薬と注射薬があります。このくすりの作用により、のぼせ、イライラ、肩こりなどの更年期症状がでたり、長期使用の場合骨量が減少するということもあるため、この治療法は6か月を限度に行われています。

 
また、ほかには、男性ホルモン剤の投与をする場合もあります。卵巣の機能を抑えたり、場違いなところに増殖した子宮内膜を萎縮させる働きがあるためです。ただ、治療により体毛が濃くなる、声が低音になるなどの男性化現象が起こったり、軽度の肝機能障害が起こることもあります。

著者:こまえクリニック院長 放生 勲

KEY WORD

この記事に関連するキーワード

  • カウンセリング
  • 無料相談フォーム
  • お問合せはお気軽にどうぞ
  • 妊活コラム
≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院


≪アクセスMAP≫

こまえクリニック 地図
クリックで拡大します

〒201-0014
東京都狛江市東和泉1-31-27
小田急線狛江駅南口徒歩2分
電話:03-3430-1181

≪診療受付時間のご案内≫
■診療受付時間
月・火・金
午前9:00~12:20
午後4:00~6:50
木曜
午前9:00~12:20
午後6:00~8:50
土曜
午前9:00~12:20
日曜
午前10:00~12:50
(第2・第4)
■休診日
水曜・日曜(第1・3・5)
・祝祭日