人工授精について - 東京の不妊治療

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コラム

人工授精について

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2021年10月5日

■第1のステップがタイミング指導だとすれば、人工授精はセカンドステップ

人工授精は、主に精子に問題がある(精子の数が少ない、精子の運動率が低い等)場合に行われますが、その名前から、「人為的に妊娠を操作する」という印象を受ける方が多いのか、予備知識のないまま治療初期に人工授精を勧められると、不安になってしまう方もいるようです。

ただ実際に、体外受精や顕微授精等は(費用は大きいですが)「高度生殖医療」と言われており、人工授精は不妊治療において一般的、そして古くから行われていた治療法です。保険は適応外ですが、1回あたりおおよそ2〜3万円程度で受けられます。ただし成功率が5~8%と低めのため、妊娠しない場合は何回か繰り返して行います。

かつては、「精液をそのまま子宮に注入」していましたが、妊娠率が更に低かったり、精液内に細菌などが混入してしまう場合があること、また、最近になり、精液には受精を阻害する物質もあるということもわかってきたため、今ではこの方法は減少しつつあります。現在はパーコール法(濃度勾配で質のよい精子を分離する方法)やスイム・アップ法(元気のある精子が精液の上のほうへ泳いでくる性質を利用し、こうした精子を回収して使用する方法)がとられることがほとんどです。

 

■おもに精子に問題があって行われる人工授精だが、女性因子により行う場合もある

女性は排卵が近づくと精子を受け入れやすくするため、子宮頚管粘液が増加します。この粘液が十分でないと精子は子宮の中に入れません。人工授精によって精子と卵子の距離を縮めることで妊娠の可能性を高める、という方法です。また、女性の体内に精子に対する抗体(抗精子抗体)ができてしまった場合も適応されます。抗体ができると、女性の身体は精子を異物として認識し、精子を排除しようとします。主に膣内で起こる反応のため、バイパスして安全な子宮内に精子を注入しようというわけです。抗体の有無は、女性の血液検査でわかります。

 

■まとめ

今回人工授精についてお話しましたが、どうしても、言葉の響きや、妊娠率が低いということでネガティブになってしまう方も多いかと思います。ですが、不妊ルームでは人工授精を希望されている方にも「自然妊娠を諦めない」ようにお伝えしています。人工授精でお悩みの方のお力に少しでもなれればと思いますので、ぜひこちらも目を通してみてください。

 

人工授精の3つの壁とは?

著者:こまえクリニック院長 放生 勲

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院


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