顆粒膜細胞について⑥(精子の勝利のダンスとは?) - 東京の不妊治療

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コラム

顆粒膜細胞について⑥(精子の勝利のダンスとは?)

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2022年8月16日

顆粒膜細胞が卵胞の中で、卵子を取り巻くようにして、
急激に増大することは述べてきました。
その中で1番大きく育った卵胞の卵子が排卵するわけですが、
排卵は、卵子が単独で卵管の中に吸い込まれるわけではないのです。
排卵の際には、卵子とともに多数の顆粒膜細胞が、
いわばそのお供として卵管に一緒に吸い込まれていきます。
そして卵管膨大部というところで、精子との出会いを待つわけです。

女性の膣から子宮、そして卵管へと果敢なサバイバルレースを
くぐり抜けてきた精子は、顆粒膜細胞のデフェンスに阻まれるのです。
その顆粒膜細胞を押しのけ、かいくぐり、
一番最初に卵子に到達した精子だけが受精できるのです。

ところで精子は、その頭部に存在するアデノシン3リン酸をエネルギー源として、
卵子までのサバイバルレースを走ってきたわけです。
そして卵子の中に侵入すると、もはやエネルギーは必要となくなります。
それで精子は残った最後のエネルギーを使って、卵子を回転させるのです。
これは体外受精での観察からわかったことなのですが、
精子の「勝利のダンス」などとも呼ばれます。

女性の体中で起こっているレースは外からわからないだけに、神秘的ですらあります。

著者:こまえクリニック院長 放生 勲

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院


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