顆粒膜細胞について⑤ (顆粒膜細胞とAMH) - 東京の不妊治療

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コラム

顆粒膜細胞について⑤ (顆粒膜細胞とAMH)

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2022年8月3日

顆粒膜細胞と、卵胞ホルモンの関係について述べてきましたが、
顆粒膜細胞から分泌されるもう一つの大切なホルモンに、
AMH(抗ミュラーホルモン)があります。
AMHといえば、ぴんとくる人もたくさんいるのではないでしょうか。

不妊治療にエントリーすれば、AMHをチェックをすることが多いようです。
そして医師の方から、
「あなたは37歳ですが、AMHは43歳の数値を示しています。
すぐに体外受精を行わないと、子供が授かりませんよ」
などと言われた方は、とても多いと思います。

このAMHとはどのようなホルモンなのでしょうか?
先程の卵胞ホルモンは、生理周期に合わせて変動すると述べました。
同じ顆粒膜細胞から分泌されるのであれば、
AMHも生理変動があってよいのでは、と思いませんか?
もしそうならAMHの値は、信用できないものになってしまいます。

実は、卵胞ホルモンを分泌する卵胞と、AMHを分泌する卵胞は、
成熟段階が違う別の卵胞なのです。
卵胞ホルモンは、まさに月例マラソンレースの競技中の
走っている卵胞から分泌されるホルモンと考えてください。

一方のAMHは、翌月のマラソンにエントリーしている
卵胞から分泌されるホルモンであり、
いわばウォーミングアップの段階にある卵胞
(前胞状卵胞といいます)から分泌されるのです。
したがって卵胞ホルモンのような生理的な変動は少ないのです。
厳密に言えば、生理中と高温期では、値が若干違いますから、
多くの医療機関では、AMHは生理中にチェックすることが多いようです。

著者:こまえクリニック院長 放生 勲

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院


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