はじめに
近年では晩婚化から不妊治療を行う夫婦が増えている傾向にあります。
ただ全ての夫婦が不妊治療を行えば妊娠が可能になる訳ではなく、仕方なく不妊治療を諦める夫婦もいらっしゃります。
今回は、不妊治療を諦める理由と、その場面に直面した時に、どのように対処すればいいのか、詳しい内容を紹介していきます。
不妊治療を諦める理由
不妊症の場合に、クリニックで実施してもらう不妊治療は、継続していくことで子供を授かる可能性があります。ただ、様々な理由によって諦める夫婦も存在しているのが現状です。
どのような理由で、不妊治療を諦めることが多いのか、詳しい内容をご紹介していきます。
1.継続するためには高額な医療費がかかる
不妊治療は初期治療として、タイミング法を実施していきます。
そこから、徐々に人工授精や体外受精とステップアップしていくのが特徴です。
タイミング法などの初期治療については、保険が適用するため、1回の費用は何千円で済みます。
しかし、高度な不妊治療を行う場合には何十万円と費用がかかることから、不妊治療を継続するほど、高額な医療費が発生してしまうです。そのため、なかなか結果が出ない場合、不妊治療を諦めてしまう夫婦も多いと言われています。
2.続ければ続けるほど心身共に疲弊する
不妊治療を行ったからといって、必ず成果が出るとは限りません。
何度も実施することで、受精・妊娠できる夫婦も存在するため、どうしても気長に不妊治療を続けることが大切なのです。
ただ不妊治療を行うことで、未知の痛みや周囲の期待から、肉体的・精神的に疲弊してしまう夫婦もいらっしゃいます。不妊治療で発生する痛みは、個人差がありますが、体外受精などの施術は体に多少なりとも負担がかかるのが特徴です。
継続していくことで、心身共に疲弊し、不妊治療を諦める夫婦もいると言われています。
3.病院に行く時間を調整する必要がある
不妊治療は、女性の排卵日の周期などのタイミングによって病院に行く日付が決められます。そのため、仕事の調整を行う必要が出てきてしまうのが難点です。
何度も仕事を休むことは難しく、段々と調整が出来なくなることで、致し方なく不妊治療を諦める夫婦もいらっしゃいます。
不妊治療を諦めそうな時に取るべき行動
不妊治療を諦める理由は、夫婦によって様々です。
諦めてしまいそうな時には、どのような行動を取るべきなのでしょうか。
詳しい内容をご紹介していくので、参考にしてみてください。
1.助成金や医療費控除を検討する
医療費が高額になることで、不妊治療を諦めそうであれば、国や自治体が行っている特定不妊治療助成事業を利用すれば、助成金を受け取ることができます。
また確定申告の際に申請する、医療費控除を利用すれば、納める税金も少なくすることが可能です。
2.夫婦で共に励まし合う
心身共に疲弊して、不妊治療を諦めそうであれば、夫婦で共に励まし合うことが大切です。周囲の期待や言葉が気になることもありますが、夫婦で支え合うことで、乗り切れることもあります。
お互いがお互いのことを認め合って不妊治療を続けることが重要になります。
3.職場で負担の少ない部署に異動する
病院に行く時間など、仕事の調整が必要であれば、融通の利く負担の少ない部署に異動することを検討することも重要です。
不妊治療を諦めそうであれば、仕事量などを上手く調整して、諸々の負担を減らす努力を心がけましょう。
まとめ
不妊治療は継続するほど、費用や負担がかかります。そのため、途中で諦めてしまう夫婦も少なくありません。しかし、諦めそうな時こそ、取るべき行動を意識して不妊治療を続けるように努力しましょう。
不妊治療は継続してこそ、子供を授かる可能性があります。辛抱強く続けて、結果が出るまで不妊治療を行ってみてください。