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コラム

男性不妊の治療法

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2020年1月24日

不妊治療コラム

男性不妊の治療法

ただ一口に治療と言っても、不妊治療においては、問題そのものを治しなくしてしまおうとする治療はまだそう多くはありません。

典型的なのは、精液検査の結果が良くなかった場合でしょうか。

例えば、精子が通常よりも少ない事が検査からわかったとしても、精子を増やす治療法は少ないのが現状なのです。中には、男性器に生じる静脈瘤「精索静脈瘤」のように手術で精子の状態が改善するケースもあるようです。

男性不妊は症状の重さにもよりますが、薬などで精液所見を劇的に改善する科学的根拠のある治療法はないようです。また、もし手術を受けて精子の状態が改善した場合であっても、相手の女性が好例である場合などは妊娠に至るのが難しいケースもあるようです。

何故難しくなってしまうのでしょうか。

例えば、ある1組のカップルが不妊治療を行っていたとしましょう。

女性が高齢・男性に精索静脈瘤があった場合、手術を行いステップアップの治療を積み重ねている間にも女性側の卵子の時計は止まることなく進んでいるのです。顕微授精を選択するケースが増えているにも関わらず、男性不妊の治療が増えないのは、こういった事情が背景にあると考えられます。

そのかわり、不妊治療の世界では精子があまり泳いでいない・時には全く泳いでいないような場合であっても卵子と出会ったり、卵子の中に入って受精できる可能性のある治療法が発達されました。

それが人工授精や体外受精です。

数が非常に少なくなって動きも著しく良くない場合は、初回の治療から精子を卵子に注入する「顕微授精」を行います。このように、不妊治療は原因そのものを治さない場合や、治せない場合があるというのが現状です。

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著者:こまえクリニック院長 放生 勲

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院


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