不妊治療における検査の一つに、子宮卵管造影検査があります。
そして私は、子宮卵管造影検査を
たいへん重要な検査と考えています。
この検査は、子宮内部の形の異常と、
卵管の通過性を調べるためのもので、
卵管と卵巣の癒着がないかどうかも調べることができます。
もし、両方の卵管が閉塞していれば、
たとえ人工授精をおこなっても妊娠することはできません。
この検査が重要視されるのには、もうひとつの理由があります。
それは、子宮卵管造影の検査をすることによって、
卵管の詰まりや、多少の癒着などが
解消されることがしばしばあるからです。
実際、この検査のあと6ヶ月間は
妊娠率がアップすることはよく知られており、
検査後3ヵ月は特に妊娠しやすいのです。
しかし、実際にはこの設備のない婦人科の医療機関がとても多いのです。
そのようなところでは、子宮口から通気、あるいは通水をして、
通過性を確認するという診察を行なうのですが、
これでは画像の情報として結果をうることができない上に、
妊娠率の向上という治療的効果も期待できない、というのが現状です。
タイトルにもある通り、子宮卵管造影検査があってこそです。
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