不妊治療は自然妊娠を否定しない - 東京の不妊治療

img img
Home

>

コラム

不妊治療は自然妊娠を否定しない

clock

2021年10月29日

妊娠しにくいカップルでも自然妊娠の可能性はある

 

私がカウンセリングをしたカップルで、こんな方たちがいました。男性は、バイク事による脊髄損傷による男性機能が著しく障害を受けていました。精子の運動率には問題なかったのですが、精子の数は通常の10分の1以下しかありませんでした。いっぽう、女性には不妊に関する問題はありませんでした。

計算上、このカップルは人工授精で妊娠できるぎりぎりの線でしたので、人工授精も体外受精も行える医療機関を紹介しました。その紹介先の医療機関からは人工授精から治療を開始しますという連絡以降、医師、患者ともに連絡はありませんでした。

 

それからかなりたち、ご主人のほうが風邪で来院されました。さりげなく「奥さんはいかがですか?」と尋ねたところ、「妊娠8か月です」という返事です。「人工授精がうまくいったのですか?」と尋ねると「紹介された病院には1回行っただけです。家内は、そのあとすぐに自然に妊娠しました」という答えに二度驚きました。

 
このように、妊娠しにくいと考えられるカップルでも、自然妊娠はありえます。私は男性因子(精液検査)が正常で、女性の基礎体温が安定していて、卵管の通過性が確認されていれば、自然妊娠はありえると思います。
不妊治療を受けているからといって、自然妊娠の可能性がまったくないというわけではないことを、決して忘れてはいけません。

 

高度生殖医療を受けているカップルも同様

またある女性は「長らく医師の指定した日にしかセックスしなくなってしまいました。この習慣から抜け出すのはしばらく時間がかかりそうです」という話をしていました。これが人工授精まで進むと、この傾向に拍車がかかります。妊娠するためには体外受精しか方法がない、自然妊娠は自分たちにはあり得ないという思い込みがあるのです。

 

しかし、体外受精や顕微授精といった高度生殖医療を行う医療機関においても、妊娠した人の約75%は、タイミング法で妊娠しています。トル高度生殖医療が必要なケースは、不妊症患者さんの10%前後にすぎないのです。不妊症として通院している方も、多くの場合、自然妊娠、あるいはより自然に近い形で、妊娠できる可能性はあるのです。ぜひこのことを忘れないでください。

 

著者:こまえクリニック院長 放生 勲

KEY WORD

この記事に関連するキーワード

  • カウンセリング
  • 無料相談フォーム
  • お問合せはお気軽にどうぞ
  • 妊活コラム
≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院


≪アクセスMAP≫

こまえクリニック 地図
クリックで拡大します

〒201-0014
東京都狛江市東和泉1-31-27
小田急線狛江駅南口徒歩2分
電話:03-3430-1181

≪診療受付時間のご案内≫
■診療受付時間
月・火・金
午前9:00~12:20
午後4:00~6:50
木曜
午前9:00~12:20
午後6:00~8:50
土曜
午前9:00~12:20
日曜
午前10:00~12:50
(第2・第4)
■休診日
水曜・日曜(第1・3・5)
・祝祭日